三冠牝馬アーモンドアイの参戦で一強ムード漂う今年のVM。
“牝馬同士なら負けられない”といった具合なのだろうが、それでも付け入る隙がないか。
昨年の有馬記念9着以来の出走、ドバイ帰りでの再調整がどうだといったところもあるだろう。過信禁物。
ヴィクトリアマイル『結論◎プリモシーン』
アーモンドアイ一強ムードに待った。臨戦過程、マイルでの走りを顧みればやはり適性的に疑問視するべき部分多いだろう。
後半の巻き返し、時計の裏付けは確かに多いが基本的にはスローペース巧者な側面。ペースが遅いレースへの適応力は確かに抜群だが、いざペースが速くなるとどうか。
安田記念、有馬記念の敗戦を振り返るにそういった部分がやはり気になる。
このVMは前半33-35秒台のレンジで、34秒台想定ならやはりアーモンドアイとしてはペースが速いレースに部類する。このペースを乗り切らないことには、期待に応えられないと予想。
それでも舞台は府中。大崩れはないと見るが、強さは認めても適性が外れているのならチャンスはある。
本命に推奨するのはプリモシーン。
昨年のVM2着に好走し、今年は東京新聞杯優勝の実績あり。
この東京新聞杯の走りを高く評価したい。
昨年の臨戦過程同様、今年もダービー卿CTからの参戦。
しかし昨年は2着、今年は5着と着順を落としての結果だが、その内容から衰えなしと判断した。
昨年の同レースでは1.31.7の時計で連対したが、今年は時計がやや掛かり気味で1.33.3。中京記念を見る限り、時計が掛かる馬場での走りはそこまで得意なタイプではなくここはオミット。
東京新聞杯で見せたレースこそが本質的に向くはずで、前半厳しい展開になる時計勝負ならば好走要件満たす。
昨年のダービー卿CT好走も、前半時計33.9を自身34.9で追走してのもの。
今年の同レースも前半34.3の時計を自身35.5で追走という内容ならば追走時計に衰えはないと見て良い。
東京新聞杯で自身35.9-33.6という時計で走ったその内容から今年もそのスピードは健在。
女王アーモンドアイ打倒を目指す、ということであればやはり時計の根拠は必要だろう。
そのためには、前半速い時計をいかに上手く追走できるか。後半の速い上がり勝負に如何に適性があるかがポイントとなる。
今年のメンバーで前哨戦含めて条件を満たすのはこのプリモシーンと見た。
本命推奨はプリモシーン。今年は昨年の雪辱、レーンを背に堂々戴冠期待したい。
中央競馬ランキング
よろしければtwitterフォローお願い致します。