良馬場開催予定の今年のNHKマイルカップ。
例年、34秒台の前半時計を記録するレースだけに厳しいペースへの耐性が問われる。
今年は好メンバーが揃った。
四強巡る戦いを背景に、東京マイルでスピード比べ。
三歳マイル王決定戦、有利不利なしの正々堂々対決。
NHKマイルカップ『結論◎レシステンシア』
このレースの最大の特徴はやはり厳しいペース。
昨年の前半時計は33.9、一昨年が34.4、三年前が34.5。
それでいて後半34秒台でまとめるレース内容から、逃げ馬と差し馬の条件はイーブンと言える。このレースを逃げ切るには、当然過去のキャリアでそれなりの根拠を示すことが必要だ。
2016年の勝ち馬メジャーエンブレムはクイーンC34.4-34.7 、阪神JF34.8-35.8というペースを逃げて勝ち上がってきた実績がある。
また、2012年の勝ち馬カレンブラックヒルにしても前哨戦のNZTで34.0-35.6という厳しいペースを先行策から0.4秒突き放した実績を残していた。
逃げ先行馬に共通するのは厳しいペースを経験しているか、演出して勝利しているかという点。前半33秒台~34秒台の消耗戦でどういった適性を見せているかが鍵となる。
本命に推奨するのはレシステンシア。
今年初戦のチューリップ賞こそ敗れはしたが、このレースは35.1-34.0で後続が上がり33秒台を使う瞬発力勝負の一戦。
ファンタジーSで33.7-35.1、阪神JFで33.7-35.2という厳しいペースを先導してきたレシステンシアにとってこのこの敗戦は凡そ自身の適性外といったところ。
基本的に消耗戦を自ら仕掛けるか、先頭を行く馬に任せてつついて競馬をするかといった具合の戦法で結果を残してきたタイプだけにチューリップ賞はオミット。桜花賞もデタラメなペース構成を刻んで後続の脚をなし崩しに使わせたレース展開こそがこの馬の魅力。
恐らく消耗戦気味のレースを仕掛けるはずで、逃げ馬がいれば番手からレースを支配して後続に脚を使わせる。自身、35秒台の脚を使えばあとは歴史が証明するように結果がついてくる。
チューリップ賞、桜花賞と思わぬ連敗喫したがどれも理由あってのもの。
四強の比較で言えば、最もハイレベルなペースを経験し自ら作り上げることが出来るこの馬が優勢と言わざるを得ないだろう。
父ダイワメジャーの当レース実績、先導するルメールの信頼感。厳しいペースでも崩れないレシステンシアの適性を考慮してここは本命推奨とする。
今の馬場状態追い風。二歳女王復活を予想しレシステンシアの激走期待。
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